会話での119番通報がむずかしい場合、当組合ではFAXにより救急車や消防車の出動要請ができます。

 FAX番号は0138−73−6119です。

 FAX通報の送信用紙をあらかじめ印刷し、お名前や住所などを記入しておくと緊急時にすぐに送信できます。

 また、強制ではありませんが、よりスムーズな通報を可能にすると共に出動隊へ情報提供のため、可能な範囲で事前に情報提供していただければと思っておりますので下記の連絡先に問い合せてください。
 尚、提供された情報は災害時以外に利用することはありません。
 
 南渡島消防事務組合 消防本部 情報通信課   TEL 0138−73−8194 
                                 FAX 0138−73−6694



    

● 119番通報は、今まで各市町の各消防署で受けていましたが、消防・救急無線のデジタル化整備に伴い平成26年3
 月より当消防本部・情報通信課で一括受信しています。

● 119番のいたずらや間違い電話が大変多くかかってきます。特に子供には電話で遊ばせないようにして下さい。また、
 間違えた場合でも電話を切らずに「間違えです」と言って下さい。
  何も言わずに電話を切られると何かあったのではないかと思い対応します。

● 119番は火事や救急などを知らせるための緊急回線です。情報通信課では、119番の受付の他に災害現場との無線
 交信も行っているため、火災などの問い合わせがかかってきますと災害現場との迅速な対応ができなくなる場合もありま
 すので下記の電話に問い合わせ願います。
  ・災害問い合わせ   0138−73−0091(災害場所がテープで流れます)
  ・その他問い合わせ 0138−73−8194

● 携帯電話からの通報は切れやすいため、できるだけ移動せずに話してください。近くに固定の電話機がある場合はそ
 ちらからかけて下さい。また、こちらからかける場合もありますので携帯電話の電源は切らないで下さい。

● サイレンを止めてきて欲しいという方がいますが、サイレンは止めれません。救急車や消防車が緊急走行する場合、赤
 色灯とサイレンを鳴らして走行するように法律で義務付けられています。

● サイレンの音が近づいてきた時は、できる範囲で外に出て合図や誘導をして下さい。
   


●特に本システムの効果が期待される通報
 ・観光客や子供など、住所のわからない方からの通報。
 ・聴覚や言語に障害のある方からの通報。
 ・山菜取りなどで、自分の居場所がわからない方からの
  通報。

●NTT加入電話
  NTT加入電話からの119番通報の場合、通報者の位
 置情報が通知されませんので、住所や目標となる建物
 等をお知らせください。
 
 ※通報内容から人の身体・生命等に差し迫った危険が
  あると判断した場合で直ちに通報場所の特定ができな
  い時、通信指令室で位置情報を取得することがありま
  す。
 
●携帯電話
  GPSに対応した機種では数メートルから数10メートル
 の位置情報を取得できますが、発信場所により利用で
 きなかった場合や対応機種以外では数100m〜10,
 000m程度となります。
  お持ちの携帯電話について個別の確認は消防では対
 応できませんので下記の通信事業者のホームページを
 参考にして下さい。
  ドコモ   au   ソフトバンク

●IP電話
  契約者の住所及び氏名が通知されます。

●注意事項
 ・IP電話では、新しく建てられた住宅や近所に同じ住所
  の建物がある場合など正しく地図が表示されないケー
  スもございますので、正確な場所がわかるまでお聞き
  します。ご協力下さい。
 ・「184」を付けて番号の非通知発信した場合は、位置
  情報は通知されません。ただし緊急性が高いと判断し
  た場合は強制的に取得することがあります。

● 迷った時

 ・南渡島消防事務組合 消防本部 情報通信課 (TEL:0138−73−8194)



● 救急車を呼ぶまでもないが、病院へ行く手段がない時
   民間企業を斡旋できませんので、タウンページ等で以下の業種から検索して下さい。
 ・タクシー
 ・介護、福祉タクシー(車椅子や車輪付のベッドで移動できます。)
  ※ 詳しくは、各タクシー会社へ問い合わせ下さい。


● 病院の問い合わせ
              
 ・函館市夜間急病センター
  内科 小児科 外科
  19時30分〜24時30分
  TEL:0138−30−1199  FAX:0138−31−3722

 ・北海道救急医療・広域災害情報システム
  フリーダイヤル 0120−20−8699
  携帯・PHS   011−221−8699

 ・休日の当番病院は新聞の朝刊にも掲載されています。


● 小児救急の相談

 ・北海道小児救急電話相談
  19時00分〜23時00分
  011−232−1599



● 携帯電話から通報された場合、電波を受けたアンテナの位置によって隣接する他の消防本部へつながる場合もあります
  が、当消防本部に転送されますので切らずにお待ちください。


● 公衆電話からの119番通報による注意点
緊急通報用ボタン付(緑色)
 受話器を上げて、緊急通報用ボタンを押し、119番をダイヤルする。
 (10円玉やカード入れて、119番をダイヤルしても通話可能。)
緊急通報用ボタンが電話機にないもの
デジタル公衆(灰色)

 受話器を上げて、119番をダイヤルする。
 (10円玉やカード入れて、119番をダイヤルしても通話可能。)
緊急通話装置がないもの(ピンク色)
 店の人に申し出て、カギで切り替え、119番をダイヤルする。
 (カギで切り替えずに10円玉を入れて、119番をダイヤルすると片側通話になり、消防側には聞こえない。)
 ※ 消防側から受話器を置いて切断するよう指導します。
    消防側から逆送信し、会話が可能になります。


● おすすめ情報
   119番通報では、身内等が災害等に遭い慌てている状態で通報となり正確に伝えられない場合もありますので、家族の
 住所や名前、生年月日などをまとめた用紙をあらかじめ電話機付近に貼っておくとスムーズな通報となります。
   また、大きな病気などに掛かっていた方や掛かっている方は病名や医療機関も記載しておくと病院での治療に役立ちま
 す。

  ※ 七飯町では命のバトン、鹿部町では救急カードと言い上記のような用紙をケースに入れておく物もあります。
   【問い合わせ先】 
    ・ 七飯町社会福祉協議会 
      七飯町本町4丁目8番1号
      TEL:0138−65−2067
      FAX:0138−65−2542

    ・ 鹿部町役場 保健福祉課
      鹿部町字宮浜299番地
      TEL:01372−7−5291



【大 人】

 『頭』
  ・突然の激しい頭痛
  ・突然の高熱
  ・支えなしで立てないくらい急にふらつく

 『顔』
  ・顔半分が動きにくい、あるいはしびれる
  ・ニッコリと笑うと口や顔の片方がゆがむ
  ・ろれつがまわりにくい、うまく話せない
  ・視野がかける
  ・ものが突然二重に見える
  ・顔色が明らかに悪い

 『胸や背中』
  ・突然の激痛
  ・急な息切れ、呼吸困難
  ・胸の中央が締め付けられるような、または圧迫
   されるような痛みが2〜3分続く
  ・痛い場所が移動する

 『腹』
  ・突然の激しい腹痛
  ・持続する激しい腹痛
  ・吐血や下血がある

 『手足』
  ・突然のしびれ
  ・突然、片方の腕や足に力が入らなくなる意識の
   障害
  ・意識がない(返事がない)又はおかしい
   (もうろうとしている)
  ・ぐったりしている

 『吐き気』
  ・冷や汗を伴うような強い吐き気

 『飲み込み』
  ・食べ物をのどにつまらせて、呼吸が苦しい
  ・変なものを飲み込んで、意識がない

 『けいれん』
  ・けいれんが止まらない
  ・けいれんが止まっても、意識がもどらない

 『けが・やけど』
  ・大量の出血を伴う外傷
  ・広範囲のやけど

 『事故』
  ・交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
  ・水におぼれている
  ・高所から転落

 ◎その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合

●こんな時は迷わず呼んで下さい

【小 児】(15歳未満)

 『頭』
  ・頭を痛がって、けいれんがある
  ・頭を強くぶつけて、出血が止まらない、意識がない
   、けいれんがある

 『顔』
  ・くちびるの色が紫色で、呼吸が弱い

 『胸』
  ・激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しく、顔色が悪い

 『おなか』
  ・激しい下痢や嘔吐で水分が取れず食欲がなく意識
   がはっきりしない
  ・激しいおなかの痛みで苦しがり、嘔吐が止まらない
  ・ウンチに血がまじった

 『手足』
  ・手足が硬直している

 『意識の障害』
  ・意識がない(返事がない)又はおかしい
   (もうろうとしている)

 『飲み込み』
  ・変なものを飲み込んで意識がない

 『けいれん』
  ・けいれんが止まらない
  ・けいれんが止まっても、意識がもどらない

 『やけど』
  ・痛みがひどいやけど
  ・広範囲のやけど

 『事故』
  ・交通事故にあった(強い衝撃を受けた)
  ・水におぼれている
  ・高所から転落

 『じんましん』
  ・虫に刺されて、全身にじんましんが出て、顔色が悪
   くなった

 『生まれて3ヶ月未満の乳児』
  ・乳児の様子がおかしい

 ◎その他、いつもと違う場合、様子がおかしい場合
 

119番関係

位置情報システム
 NTT加入電話・携帯電話・IP電話(050で電話番号が始まるものを除く)からの119番通報時に、音声と併せて通報者の発信地位置に関する情報が自動的に消防に通知され、地図画面に通報場所が表示されるシステムを導入しており、すばやい位置の特定に役立っています。
●悪い通報

 消  防 : 消防です。「火事ですか?」 「救急車ですか?」
 通報者 : 中央○丁目の○○だ、すぐ来てくれ。

 消  防 : 「火事ですか?」 「救急車ですか?」
 通報者 : おじいちゃんが大変だからすぐ来てくれ。

 消  防 : おじいちゃんがどうしました?
 通報者 : 急に倒れたんだ。

 消  防 : 呼吸や意識はありますか?
 通報者 : 分からない。早く来い!

   と電話を切る方がいますが、これでは場所の確認に時間がかかる上、確認が出来ていない為、間
  違った場所に救急車が行く可能性がある他、呼吸や意識が無い時には、心肺蘇生法を実施させる事
  が出来ず救命率が低下してしまいます。
   自分や家族の事で通報しているので、興奮するのは分かりますが、消防側の問いに答えて頂けれ
  ば1分程度で出動させる事が出来ますので、できるだけ落ち着いて通報して下さい。
 当組合管内の救急車は北斗市に3台、七飯町に1台、鹿部町に2台(内1台は予備車※1)配置され救急依頼に対応しています。
 1年間に3,660件(平成25年)の出場があり、救急車で運ばれた人の数は3,454人であり、そのうち1,705人(全体の約49.4%)が入院の必要がない軽症の方でした。
 近年、単なる酒酔いや打撲、切り傷など明らかに緊急性が低いと思われる救急要請も少なくなく、また、タクシーなどの交通行機関代わりに利用するケースや夜間・休日等に診てもらえる病院が分からないから呼ぶなど不適正なケースも見受けられます。
 不適正な利用は、緊急性があり本当に救急車を必要としている人に対し、適切な救命処置などが遅れて救える命が救えなくなる心配があります。
 緊急性があり本当に救急車が必要な時は、ためらわずに救急車を呼んで下さい。
 救急車の正しい利用にご協力願います。

※1 休みの職員が消防署に集まって運用する車。
119番通報の仕方
救急車の適正利用
FAX通報
位置情報システム
お願い
  FAX通報

 救急車の適正利用

●火事の場合

 消  防 : 消防です。「火事ですか?」 「救急車ですか?」
 通報者 : 火事です。

 消  防 : 住所を教えて下さい。
 通報者 : 北斗市中央○丁目○○番○○号の山田 太郎宅です。

 消  防 : 場所の確認をしますが、○○さん宅の隣ですね?
 通報者 : そうです。

 消  防 : 何が燃えていますか?
 通報者 : 2階のストーブの火がカーテンに燃え移りました。

 消  防 : 今かけている、あなたの名前と電話番号を教えて下さい。
 通報者 : 山田 太郎です。電話番号は73−○○○○です。

 ※ 通報は、安全な場所から通報して下さい。
 ※ 消防へ通報すると共に消火器等で初期消火をしましょう。


●救急の場合

 消  防 : 消防です。「火事ですか?」 「救急車ですか?」
 通報者 : 救急車お願いします。

 消  防 : 住所を教えて下さい。
 通報者 : 北斗市中央○丁目○○番○○号の山田太郎宅です。

 消  防 : 場所の確認をしますが、○○さん宅の隣ですね?
 通報者 : そうです。

 消  防 : 具合の悪い方のお名前、と年齢を教えて下さい。
 通報者 : 山田 太郎 89歳です。

 消  防 : どうしました?
 通報者 : 急に倒れて意識がありません。

 消  防 : 今かけている、あなたの名前と電話番号を教えて下さい。
 通報者 : 山田 花子です。電話番号は73−○○○○です。
119番通報の仕方
   通信からお願い